2015年8月9日(日)
駅無人化 撤回求める
池内氏「利用障害者にバリア」
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日本共産党の池内さおり議員は7日、衆院内閣委員会で、JR東日本が今月末にも無人化を狙うJR埼京線十条駅南口(東京都北区)を例に、鉄道駅の無人化は「駅を利用する障害者らに新たなバリアをつくることになる」と追及しました。
池内議員は、政府の障害者基本計画が、障害者の社会参加を制限する事物、制度、観念などの除去をすすめソフト、ハードの両面にわたる社会のバリアフリー化を推進し、アクセシビリティ(利用のしやすさ)の向上を図るとしていると指摘。
その上で、「マンパワーは、バリアフリーの一つの基礎的な土台だ。無人化で新たにバリアをつくることになる」と強調しました。
有村担当相は、来年4月施行の障害者差別解消法が事業者にバリアを取り除く「合理的配慮の提供」を求めていることにふれ、国土交通省と連携し企業に働きかけをしたいと述べました。一方、駅無人化が新たなバリアになるのではないかとの問いには回答を避けました。
池内議員は「駅や駅窓口の無人化は、障害者基本計画やバリアフリー化推進、パラリンピックの開催に逆行する」と述べ、十条駅南口無人化の白紙撤回を求めました。