2015年8月6日(木)
核兵器輸送「排除せず」
戦争法案で防衛相が認める
中谷元・防衛相は5日の参院安保法制特別委員会で、戦争法案に基づき米軍などへの兵たん支援として可能になる武器・弾薬の輸送をめぐり、核兵器の輸送も「法文上は排除していない」と認めました。民主党の白眞勲議員への答弁。
中谷氏は「わが国は非核三原則があるのでありえない」と述べ、核兵器輸送を否定しようとしましたが、非核三原則は国内で「核兵器をもたず、作らず、持ち込ませず」との原則。戦争法案での武器・弾薬の輸送は海外での「戦闘地域」を想定したものです。
自衛隊による武器・弾薬の輸送の問題では、日本共産党の小池晃議員が7月29日の同委員会で、ロケット弾などの輸送について追及。3日には、井上哲士議員が同委員会でクラスター爆弾などの非人道兵器の輸送について追及しました。