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2015年8月6日(木)

埼玉から戦争法案ノー

9日投票 柴田知事誕生へ全力

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(写真)街頭から支持を訴える柴田候補

 9日投票の埼玉県知事選(立候補5人)は、「戦争法案ノー」を訴えるただ一人の候補者、「民主県政の会」の柴田やすひこ氏(62)=無新、日本共産党推薦=が、憲法9条改定が持論の上田清司氏(67)=無現=を急速に追い上げ、戦争法案推進の自民党県連が推す塚田桂祐氏(58)=無新=と競り合う展開となっています。

 戦争法案をめぐり、国民のなかで空前の反対運動が広がり、安倍政権が追い詰められるなか、知事選は、戦争法案への態度が重要争点となっています。

 「若者を戦争に送らない」を信条に教員を23年務めてきた柴田候補は、連日、「県民の命がかかった問題で、知事候補は少なくとも賛否を明らかにすべきです。戦争法案に唯一反対している私に、『戦争はいやだ』の思いを託してください」と力を込めて訴えています。

 対話では、「戦争法案反対の一票を託してください」との訴えへの共感は強く、「電話で対話できた人の6割、7割が支持してくれた」などの経験が生まれています。

 一方、上田、塚田両候補は、憲法違反の「戦争する国づくり」推進の本音を隠し、戦争法案については論戦を避けています。

 知事選では、県政の問題でも、県民の暮らしを守る県政への転換を具体的に語る柴田候補と、県政改革の明確な展望を示せない他候補との違いも明瞭になっています。

 柴田候補は「誰もが人間らしく働き、暮らせる社会を埼玉からつくっていきます」と主張。「子ども・子育て支援条例」「高齢者福祉推進条例」「ブラック企業規制条例」など五つの条例制定を掲げ、子ども医療費無料化制度の対象年齢拡大、認可保育所や特別養護老人ホームの大幅増設などの政策を訴えています。

 現職の上田候補は「警察官を全国一増員」「企業誘致全国一」などを誇ってみせますが、人口あたりの医師数や福祉施設数が全国最低水準など、医療、福祉、教育が遅れている実態には口をつぐんでいます。塚田候補は、上田候補の「多選自粛条例破り」を批判するばかりで、「国との連携」を強調する以外に政策的違いを示せずにいます。

「民主県政の会」全国に支援訴え

 「民主県政の会」は「埼玉県知事選の勝利は、安倍政権への『決定的な痛打』であり戦争法案廃案への確かな道」として、全国に支援を訴えています。

 このなかで「当初マスコミは『戦争法案』をまったく報道しませんでした。論戦を通じて『重要争点』であり『三つどもえ』の選挙戦と位置づけました」と指摘。

 選挙戦の様相について、「柴田候補の訴えを聞けば聞くほど、有権者に響き、論戦でも政策でも、人柄でも他候補を上回っています」としています。


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