2015年7月29日(水)
戦争は最大の環境破壊
環境NGOが共同声明
223団体賛同
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ラムサール・ネットワーク日本、FoE Japan、グリーンピース・ジャパンなど六つの環境団体が呼びかけた「安保法案に反対する環境NGO共同声明」が発表され、28日、参院議員会館で記者会見しました。
共同声明には環境団体をはじめ、原発に反対する市民団体や「9条の会」など223団体が賛同。個人賛同者は892人にのぼりました。
声明は「戦争は最大の環境破壊であり、人権侵害」と指摘。「環境運動の目的は、自然環境と生物多様性、そして人々の生活環境を保全し、人権と平和を守り、安全で安心な生活ができる社会を築くことにあり、安保法案はその最大の脅威です」とのべ、廃案を求めています。
ラムサール・ネットワーク日本の花輪伸一理事は「環境団体としては絶対に戦争に加担してはいけない」と語りました。
FoE Japanの満田夏花理事は、「環境保全やそれに付随する人権問題に取り組んできたが、それは土台に平和があってこそだ」と話しました。
「eシフト」(脱原発・新しいエネルギー政策を実現する会)の吉田明子さんは「気候変動、原発、平和の問題は全てつながっている。持続可能で平和な社会に向けて活動していきたい」と意気込みました。