2015年7月28日(火)

第４０期囲碁新人王戦

決勝は平田四段対許三段

（写真）平田智也四段

（写真）許家元三段

　第４０期囲碁新人王戦（しんぶん赤旗主催）の準決勝が２７日、東京都千代田区の日本棋院で２局同時に行われ、平田智也四段（２１）と許家元三段（１７）が勝って決勝進出を決めました。ともに初の決勝進出です。

　平田四段―沼舘沙輝哉三段（２２）戦は２０１手まで平田四段が黒番中押し勝ちしました。平田四段は１回戦で安達利昌三段、２回戦で橋本寛初段（関西棋院）、３回戦で藤沢里菜女流本因坊を破りました。「沼舘三段は同期でライバル。勝ててホッとした｣と話しました｡

　平田四段は１９９４年２月２７日生まれ。広島県出身。宋光復九段門下。２００９年夏季入段、１５年四段昇段。１３年、第１０回中野杯Ｕ２０選手権準優勝（非公式戦)｡今期１４勝４敗。

　もうひとつの許三段―藤村洋輔二段（２０）戦は、２５０手まで白番の許三段が中押し勝ちを収め、決勝進出を決めました。

　許三段は竹内康祐三段、寺山怜四段、鶴田和志三段を破って準決勝に進みました。

　許三段は１９９７年１２月２４日生まれ。台湾出身。高林拓二六段門下。２０１３年入段、１５年三段昇段。１３年、第１０回中野杯Ｕ２０選手権優勝（非公式戦）、１４年、第１回グロービス杯世界囲碁Ｕ―２０準優勝。１４年、棋道賞勝率第１位賞受賞（４５勝１２敗、７割８分９厘）。今期は２６勝５敗。