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2015年7月26日(日)

瀬戸内寂聴さんと美輪明宏さんトーク

戦争する国づくりに警鐘

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 戦後70年、被爆70年の節目に被爆地・長崎市で企画された「瀬戸内寂聴展」開催初日の25日、瀬戸内さんと長崎市出身の美輪明宏さんによるトークショーが開かれました。長崎新聞社などの主催。瀬戸内さんと美輪さんは県内外から2000人が席を埋め尽くした会場を多彩な話題で引き込みながらも、安倍政権の戦争する国づくりへ警鐘を鳴らしました。


長崎

写真

(写真)戦争する国づくりへ危機感を訴える瀬戸内さん(左)と美輪さん=25日、長崎市

 2人の交流や互いに親交を温めた文化人や文芸にまつわる多くのエピソードから始まったトークショー。美輪さんが瀬戸内さんの作品「源氏物語」などにふれて「寂聴さんは、明治から昭和初めの戦争が始まるまでの文化のロマンがそのまま残っている人。でも戦争でそれがどんどんなくなっていって」と話を向けると、瀬戸内さんは「今だんだんと、あの時代に似てきているんですよ。そのうち、あの作家には書かすなとなっていきますよ」と応じました。

 美輪さんは「もうなりかけているじゃない。沖縄の新聞社はつぶした方がいいだなんて。戦時中と同じことをやり始めている」ときっぱり。

 戦争法案について美輪さんは「自衛隊員も日本国民の一員なんですよ」と命を軽々と扱う政府を痛烈に批判。日本が世界に誇る浮世絵やロボット製造技術などを挙げながら「いまは文化力、外交力、知力のたたかいの時代になっているのに(安倍政権は)第2次大戦の時の意識のまま」などと、怒りは止まりませんでした。

 瀬戸内さんも狭い国土に54基もの原発を抱える日本の現状を踏まえ、「たとえ3基でも爆発するようなことがあれば日本は全滅ですよ」と語りました。


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