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2015年7月25日(土)

「安倍政権NO! 首相官邸包囲」行動での志位委員長のスピーチ

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 日本共産党の志位和夫委員長が、24日の「安倍政権NO! 首相官邸包囲」行動で行ったスピーチを紹介します。


強行採決の暴挙が国民の怒りの火に油をそそぐ――戦争法案を必ず廃案に

写真

(写真)あいさつする志位和夫委員長=24日、国会正門前

 みなさん、こんばんは。日本共産党の志位和夫です。

 安倍政権・与党は、16日、衆議院で戦争法案の強行採決を行いましたが、この暴挙は、国民の怒りの火に油をそそぐものとなったのではないでしょうか。15日から17日までの3日間で、若いみなさんを先頭に19万人もの人々が国会を包囲し、内閣支持率は3割台に急落し、不支持率が5割を超えています。もう一押し、二押しです。みんなの力で、安倍政権を打ち倒そうではありませんか。

 追い詰められた安倍首相は、民放テレビに出演して、法案の説明をやりました。しかし、「模型」まで作って「戦争」を「火事」にたとえて説明する姿は、あまりにひどいものでした。「火事」は消し止めれば済みますが、「戦争」は武力行使すれば反撃される。その違いも分からないのでしょうか。こんな愚かしい例え話しかできないというのは、安倍首相が法案を説明する論理をもたず、能力ももっていないことを、自ら証明するものではないでしょうか。

 みなさん。たたかいはこれからです。圧倒的な国民世論で安倍政権を包囲し、参議院で採決不能、立ち往生に追い込み、憲法違反の戦争法案を必ず廃案に追い込もうではありませんか。

沖縄、 原発、 雇用、 TPP――この夏、 各分野のたたかいが正念場を迎える

 この夏、各分野のたたかいも正念場を迎えています。

 沖縄の米軍新基地建設問題では、県の「第三者委員会」が前知事の埋め立て承認手続きに「瑕疵(かし)」があったとする報告書を、翁長知事に提出しました。これを受けて知事は決断されるでしょう。沖縄が島ぐるみ「ノー」と言っているものをごり押ししていいのか。私は、問われているのは日本という国の民主主義だということを訴えたい。沖縄のたたかいに全国が連帯しようではありませんか。

 原発問題も、川内原発の再稼働が8月中旬にも狙われるもとで、大きなヤマ場を迎えています。私は、首都圏反原発連合の皆さんが、2012年3月以来、毎週金曜日の抗議行動を続け、157回にも及んでいることに、心からの敬意を申し上げたいと思います。再稼働反対。ここでもみんなで力をあわせようではありませんか。

 雇用問題も、労働者派遣法の大改悪法案が、参議院にかかっています。若者を戦場に送る政治と、若者をモノのように使い捨てにする政治は、根が一つではないでしょうか。廃案に追い込むために、たたかいを広げに広げようではありませんか。

 そしてTPP(環太平洋連携協定)問題が、重大局面です。「大筋合意」への動きが伝えられていますが、日本の農業と経済主権をアメリカに売り渡す政治と、日本の若者の命をアメリカに差し出す政治は、これも根が一つではないでしょうか。亡国のTPPを断固阻止するために、頑張りぬこうではありませんか。

“民主主義を取り戻せ、 戦争させるな、 安倍政権NO” の旗を掲げて

 戦争法案、沖縄新基地、原発再稼働、派遣法改悪、TPP――どの分野でも安倍政権がやっていることは、国民多数の民意を踏みつけにする、民主主義破壊の独裁政治であり、断じて許すわけにはいきません。

 “民主主義を取り戻せ、戦争させるな、安倍政権NO”の旗を掲げ、みんなの力で安倍政権を打倒しようではありませんか。ともに頑張りましょう。


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