2015年7月25日(土)
戦争法案反対・平和こそ
医療・福祉 4000人賛同
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「医療も看護も介護も、平和な社会であってこそ。安全保障関連法案に反対します」―24日、国会内で「いのちと暮らしを脅かす安全保障関連法案に反対する医療・介護・福祉関係者の会」が集会と記者会見を開き、廃案を求める声明文を出しました。約80人が参加しました。
医師で医療制度研究会副理事長の本田宏さんがあいさつ。千葉・花の谷クリニック院長の伊藤真美さんが、「10日に会を立ち上げ、アピールを発表したが、賛同署名がまもなく4千人を超える」と反響の大きさを紹介。「患者さん、利用者さんなども含め、廃案まで広げていきたい」と語りました。
医師、歯科医師、看護師、介護施設長、福祉施設長、鍼灸師、作業療法士、医学生など呼びかけ人のうち23人がリレートーク。現場で接する高齢者たちの「戦争だけはだめだ」との痛切な声や廃案への思いを語りました。ほうきを持参し、「戦争ホーキ」と訴えたヘルパーも。
19歳で敗戦を迎えた女性(千葉・婦人保護施設)はナースキャップを着けて参加。「戦争をできる国になったら税金はいっそう軍事費にもっていかれ、そこで泣くのはいつも弱者だ。どうしても阻止しなければ」と訴えました。
日本共産党の小池晃、田村智子、倉林明子の各参院議員が参加しあいさつ。民主党議員も参加しました。