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2015年7月24日(金)

止めよう 戦争法案

仲間の輪 さらに

議員会館前 2000人埋める

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(写真)「戦争させない」「安倍はやめろ」と抗議する人たち=23日、国会前

 安倍自公政権による強行採決後も、違憲立法・戦争法案の廃案を求める声は強まっています。23日夜、国会前の衆参両院議員会館前を埋めた2000人(主催者発表)が、「戦争法案いますぐ廃案」「戦争する国、絶対反対」といっせいコールを響かせました。

 「総がかり行動実行委員会」が呼びかけた行動。戦争法案反対の思いを書いた横断幕が目立ちました。

 命を奪い障害者をつくる戦争法案絶対反対、と訴えたのは全国肢体障害者団体連絡協議会(全国肢障協)の人たち。召集令状をまねた赤い横断幕に「私たちは二度と赤紙を配らない。憲法いかし住民の生活を守る」と書き込んだのは自治労連の人たちです。

 「参院段階の暑い夏のたたかい。運動の輪を広げに広げて、絶対に廃案と安倍首相退陣をかちとろう」との行動提起に、参加者は「がんばるぞ」の声で応えました。

 日本弁護士連合会や立憲デモクラシーの会の代表らが連帯あいさつ。野党からは、日本共産党の大平喜信衆院議員、井上哲士参院議員が参加し、井上氏が訴えました。民主、社民の議員のほか、村山富市元首相も大分からかけつけました。

龍谷大で 学生と教職員

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(写真)学生や教員が戦争法案反対の思いを訴えた学内集会=23日、京都市伏見区

 龍谷大学の教職員や学生が23日、同学内(京都市伏見区)で戦争法案の強行採決に抗議する集会を開き、130人が参加しました。同大教職員有志による「安全保障関連法案の撤回を求める声明」事務局、龍大9条の会、教員と学生でつくる「All Ryukoku Anti War」の主催。

 学生や教員が次々にマイクを握り、法案に反対する思いや廃案に向けて行動していく決意を語りました。

 開会あいさつした龍大9条の会共同世話人の諸根貞夫教授は、「法案が通過すれば次の世代を担う若い人たちに犠牲が降りかかる。法案を廃案にしよう」と呼びかけました。

 政策学部4回生の男性(21)は「安倍政権は『自分たちがたたかわない』から悪魔のような法案が作れた。『自分がたたかうことにはならないだろう』という無責任が戦争を起こす。平和な社会を守るため声を上げよう」と語りました。

 経営学部の細川孝教授が大学教職員有志の声明への賛同が160人に達したことを報告しました。

 参加した3回生の男子学生(21)は「今が新たな戦前になってもおかしくないと思った。法案を廃案にするために、デモなどの行動に参加していきたい」と話していました。

車いすで 国会前訴え

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(写真)車いすから訴える女性(左端)=23日、国会前

 参院で審議入りする戦争法案を廃案に追い込もうと、東京肢体障害者団体連絡協議会は23日、国会前宣伝と、議員要請行動に取り組みました。車いすの6人も駆け付けました。

 65歳の女性=大田区=は議員会館前でマイクを握り、「戦時中、障害者はお国の役に立たない『非国民』とののしられ、『家を出るな、道を歩くな』と当たり前のようにいわれました」と指摘。「戦後70年しかたっていないのに、私たちの国は、また戦争への道を突き進もうとしている」と批判しました。

 宣伝後、参院議員会館を訪れ、各党議員に要請。69歳の女性=品川区=は、「戦争は、命を奪い障害者を生み出す。平和でなくては、私たちは、安心して暮らせません。孫や子のため、戦争の火種を残せない」と訴えました。

 90歳の男性=武蔵野市=は、戦時中、障害がありながらも“天皇陛下の命令”で徴兵検査を受けさせられたといいます。「安倍内閣は、憲法を変え、また戦争をやろうとしている。日本の憲法をしっかり、守ってほしい」と力を込めました。


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