2015年7月23日(木)
米軍ヘリから空包落下
中学校庭 生徒が発見
静岡・小山町 キャンプ富士所属機
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静岡県小山町の小山中学校のテニスコートに21日、米軍のヘリコプターから空包3発が落下しました。けが人はいませんでした。
発見したのは部活動中の男子生徒です。午後4時15分ごろでした。
空包は直径約1・2センチ、長さ約7センチのもので未使用のものとみられます。現場を訪れた小山町教育委員会こども育成課の湯山博一課長は「コートのエンドラインから2メートル離れた所に落ちていて、一つ間違えれば大変なことになっていた」と話しました。
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近くには東富士演習場があり米軍ヘリがよく飛来する地域です。当日は午後から夕方にかけて、ここ数カ月ないほど米軍ヘリが飛んでいて「赤ちゃんがぐずって困った」とお母さんから訴えがあったほどだといいます。
米軍は22日、キャンプ富士(御殿場市)所属のヘリコプターが訓練中に落としたことを認めました。原因は究明中だと説明しています。
日本共産党の高畑博行・小山町議は「ヘリからの落下事故というのは聞いたことがなく、大変遺憾です。市民とともに原因究明と再発防止を含め、普段あかさない訓練内容も明らかにするよう求めたい。演習場使用協定を結んでいる近隣2市1町(御殿場市・裾野市・小山町)と地権者団体にも強く迫ることを求めます」と話します。
込山正秀・小山町長は22日午前、南関東防衛局を訪れ、原因究明を要請しました。