2015年7月20日(月)
戦争では解決しない
山下氏 北朝鮮核めぐり指摘
NHK日曜討論
日本共産党の山下芳生書記局長は19日のNHK日曜討論に出演し、政府・与党側が北朝鮮による核・弾道ミサイルの脅威を口実に「安全保障環境が変わった」として戦争法案強行を正当化していることを批判しました。
山下氏は「北朝鮮の核問題は決して戦争で解決できないし、してはならない。米国など関係国は、北朝鮮を6カ国協議の枠組みに戻す外交努力をしている。それしか解決の道はないからだ」と指摘。「日本に必要なのは戦争の準備ではなく、憲法9条の精神にたった平和の外交戦略を持つことだ」と訴えました。
また、朝鮮半島有事における米艦防護を集団的自衛権行使容認の口実にしていることについて、「集団的自衛権の行使とは、日本に対して武力行使をしていない国に対して、日本が武力の行使をするということになる。相手国から見れば先制攻撃となり、核兵器やミサイルを持っている国から攻撃の対象にされる。これでは、日本の国民の安全を守るどころか、国民を危険にさらすことになる」と批判しました。