2015年7月17日(金)
戦争法案 暴挙許さない
映画人 賛同広がる
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「たたかいはこれから。世論をこんなにも無視した暴挙を国民が許すはずはない」―アピール「私たち映画人は『戦争法案』に反対します!」への賛同者が映画各界や愛好者に広がり、446人にのぼることが16日、発表されました。
呼びかけ人の池谷薫、神山征二郎、高畑勲、降旗康男、ジャン・ユンカーマンの5人の監督と、金丸研治・映演労連委員長、事務局の高橋邦夫・映画人九条の会事務局長が会見にのぞみました。
「戦後70年たって権力者が大きなうそをついている。その化けの皮がはがれてきたというのが現状だと思う」(池谷氏)、「9条に風呂敷をかぶせて議会の絶対多数で踏みにじるのは許せない」(降旗氏)、「首相は、国民の理解が不十分などと言っているが、国民は十分わかってきている」(神山氏)など、怒りの発言が続きました。
「大勢順応のズルズルはだめです。日本は9条にしばられて平和外交を積み重ねることが大事」(高畑氏)、「平和憲法を守ったうえで積極的平和主義を」(ユンカーマン氏)、「戦前の映画法のもとで国策映画に協力させられた教訓を思い、映画産業で働く労働者も廃案を求め続けたい」(金丸氏)―。
呼びかけ人には、山田洋次監督も加わり、賛同者は、俳優の大竹しのぶ、野際陽子、吉永小百合の各氏のほか、脚本家、評論家、プロデューサーら多彩な人たちに及んでいます。