2015年7月12日(日)
育鵬社教科書やめて
採択前に弁護士ら宣伝
横浜
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自由法曹団神奈川支部の弁護士など10人は10日、JR関内駅前(横浜市中区)で、今年7月〜8月の中学校教科書採択で戦争を美化する育鵬社の教科書をふたたび採択しないよう訴える宣伝に取り組みました。
参加者は「横浜の中学生が今使っている教科書の問題です」と伝えながら、自由法曹団発行のリーフレット「こんな教科書でいいの?」を配布しました。
林裕介弁護士は「育鵬社の教科書は、憲法の3原則―基本的人権、国民主権、平和主義をないがしろにしている」と批判。「若者を使い捨てることが『ブラック』と問題となっているのに労働者の権利に対する記述が不十分。このような教科書を採択させないため、市民一人ひとりが声を上げよう」と呼びかけました。
元教師の女性(78)=神奈川区=は「今の教育はおかしいです。昔は学校ごとに教科書を決められたのに。(横浜は現在全市1区の採択で)洗脳されるかのよう」と不安を語り、「孫たちにも渡します」とリーフを複数受け取りました。