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2015年7月10日(金)

遠藤五輪相側に500万円

同会社役員夫妻4人が同日

事実上の企業献金“抜け道”

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 遠藤利明五輪担当相(衆院山形1区)の関係する三つの政治団体が地元の畜産加工会社の役員ら4氏から、同じ日に計500万円の献金を受け取っていたことがわかりました。

 政治資金収支報告書によると、遠藤氏の資金管理団体「新風会」は、ブランド豚で知られる山形県酒田市の「平田牧場」(資本金2億円)の会長と社長から、2013年6月8日に個人献金の年間上限の150万円ずつの献金を受け取っています。また、「遠藤利明後援会」は会長の妻から150万円、遠藤氏が支部長の「自民党山形県第1選挙区支部」は社長の妻から50万円の献金を、同じ6月8日に受け取っていました。

 平田牧場のホームページによると、同社は会長が1964年12月に創業した同族企業。牧場のほか、直営物販店、直営飲食店やゴルフ場まで経営し、年商151億円(14年3月期)を誇ります。

 政治資金規正法は、政治家個人との癒着を防ぐ目的で、政党と政治資金団体をのぞく政治団体への企業献金を禁止しています。平田牧場の会長らが、同じ日に政治団体を分散させて献金しているのは、事実上の企業献金を隠すための“抜け道”といえます。


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