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2015年7月10日(金)

きょうの潮流

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 日本初の女性誌『女学新誌』が誕生したのは、西洋近代化の波が打ち寄せ始めた明治の中頃でした。男の手によって創刊され、当初は読者も男性が多かったといいます▼女性は教育・啓蒙(けいもう)の対象で知識や教養を身につかせる。それが当時数多く発刊された女性誌の原点でした。やがて説教型の雑誌は敬遠され、生活や娯楽関連の記事が増大。衣・食・住の情報や有名人のスキャンダルが“売りネタ”になっていきます(『女性誌の源流』)▼戦後、女性の生活が大きく変わり、若い世代を中心に多様なライフスタイルが進むなかで女性週刊誌が相次いで創刊されます。時代の価値観をもとめ、内容も多彩に。しかし政治とは距離を置いてきました▼最近そこに変化が起きています。安倍政権を正面から痛烈に批判する記事が目立っているのです。「命を軽くみる安倍政権、やっぱNOでしょ!」。これは『女性自身』最新号に掲載された「シリーズ人間」の大見出しです▼今回は戦争法案反対の声を上げ続けるSEALDs(シールズ・自由と民主主義のための学生緊急行動)に参加する若者たちを取り上げています。『週刊女性』も戦争法案を大特集。志位委員長も登場し、「世論調査をやっても女性の反対がかなり多い。やっぱり皮膚感覚で“これは危ないな”と感じていらっしゃる」▼本紙日曜版の12日号で女性週刊誌の編集長が語っています。「現場の声を拾った結果」だと。“生”に敏感な女性と、それを伝えてきた女性誌の叫びでしょう。


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