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2015年7月9日(木)

盗聴損害回復できぬ

3野党勉強会 被害の緒方さん報告

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(写真)緒方靖夫副委員長と森卓爾弁護士を講師に開かれた野党合同勉強会=7日、衆院第2議員会館

 日本共産党、民主、維新の野党3党が「刑事訴訟法等一部改定案」の問題点を深めるための第3回合同勉強会を7日、国会内で開き、神奈川県警による電話盗聴事件の被害者である日本共産党の緒方靖夫副委員長が報告しました。

 緒方氏は「警察による盗聴は、発覚したもので40件にのぼる。その中で、証拠が見つかり、実行犯も特定された、ただ一つの例外が緒方宅盗聴事件だ」と強調。国賠訴訟や神奈川県民住民訴訟の判決文を紹介し、「警察庁が関与した組織的犯行として断罪された日本で最初の事件」と述べました。

 盗聴被害について緒方氏は「言葉では言い表しようがない。家族の生活が丸裸にされ、損害を回復できないのが盗聴だ」と強調。この事件の問題点を明らかにすることが盗聴拡大阻止の有効打になると指摘し、勉強会に参加した国会議員らに「警察の盗聴はすべての国会議員が対象であり、多くの議員が力を合わせて、つぶしていただきたい」と訴えました。

 同事件弁護団の森卓爾弁護士も報告し、盗聴拡大法案の問題点を挙げ「どこを見ても、この法案はとても認められない。議員のご奮闘をお願いしたい」と述べました。


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