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2015年7月6日(月)

自民「言論弾圧」勉強会 8割が神道政治連盟員

首相支える「親衛隊」 かばった責任重い

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 「沖縄の新聞はつぶせ」など、言論弾圧、沖縄侮辱の暴言が飛び交った自民党の勉強会「文化芸術懇話会」参加者37人の半分以上が、安倍首相の出身派閥「細田派」のメンバーだったことがわかりました。また、32人が「靖国の英霊に対する国家儀礼の確立」や「新憲法の制定」を掲げる「神道政治連盟国会議員懇談会」の会員でした。


細田派19人

 細田派の政治団体「清和政策研究会」(清和研)のホームページなどによると、清和研政策副委員長も務める首相側近の萩生田光一・党総裁特別補佐はじめ19人の細田派メンバーが、6月25日の勉強会に参加しています。

 このなかには、「マスコミを懲らしめるには、広告料収入がなくなるのが一番」と発言した大西英男衆院議員(東京16区)、「沖縄の世論はゆがみ、左翼勢力に完全に乗っ取られている」とのべた長尾敬衆院議員(比例近畿)も含まれています。清和研の10人いる幹事のうち、簗和生衆院議員(衆院栃木3区)、谷川とむ衆院議員(比例近畿)の2人も勉強会に参加していました。

 一方、神道政治連盟国会議員懇談会は、1970年5月に結成された団体。2000年5月の結成30周年祝賀会に出席した森喜朗首相(当時)が、「日本の国は、まさに天皇を中心にしている神の国であるぞ、ということを国民の皆さんにしっかりと承知していただく、その思いでわれわれが活動して30年になった」とあいさつして、大問題になったことがあります。

首相が会長

 同団体のホームページによると、ことし6月17日現在、衆参300人の国会議員が会員。安倍首相が会長を務めています。

 首相側近の加藤勝信官房副長官(岡山5区)、党青年局長を更迭された木原稔衆院議員(熊本1区)、「スポンサーにならないことが一番(マスコミは)こたえる」と発言した井上貴博衆院議員(福岡1区)など、勉強会参加者の9割近い32人が懇談会メンバーです。

 勉強会参加者の構成をみればみるほど、文字どおり安倍首相を支えてきた集団であることがわかります。「私的な勉強会で自由闊達(かったつ)な議論がある」などとかばってきた安倍首相の責任は重大です。


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