「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2015年7月5日(日)

戦争法案ノー 圧倒しよう

党派超え世論広げる行動 各地で

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

勇気が出た

神奈川・湯河原

写真

(写真)講演する小林氏=4日、神奈川県湯河原町

 憲法学者の小林節慶応大学名誉教授を招き「許せません戦争法案」と題した講演会が4日、神奈川県湯河原町で開かれました。冨田幸宏町長も参席するなど会場はいっぱい、町史上最大の450人が参加しました。主催は「戦争NO!声をあげよう戦争法案ストップ!湯河原・泉の会」。

 同会は6月、人口2万6000人の湯河原町などの住民37人が呼びかけ人となり、個人の集まりとして発足。アピール「私たちは戦争反対・戦争法案の廃案を求めます」への賛同者を広げています。講演会は、地元紙に3回紹介されるなど町民の注目の的となり、同会には、「戦争なんか絶対にいやだ!」「保守的なこの町での運動に感動を覚える」など賛同するメッセージが相次いでいました。

 小林氏は講演で「戦争法案」が憲法違反であることを力説。「安倍政権の憲法泥棒だ。憲法はわれわれのものだから、(政権が)あきらめるまでたたかおう」と訴えました。

 呼びかけ人の井上国男氏が「廃案には一人ひとりの意思表示が必要。圧倒的世論をつくるためアピール賛同者を大きく広げよう」と呼びかけました。

 同町在住者などから賛同申し込みが相次ぎ、遠藤光典さん(64)は「こんなに集まると思わなかった。講演を聞いて勇気が出た」とのべ、女性(67)は「意思を表したい」と語りました。

追い詰め抜く

大阪・高槻

写真

(写真)宮本、辻元両衆院議員が参加し、超党派の議員、市民団体のよびかけで開かれた市民行進=4日、高槻市

 大阪府高槻市と島本町の超党派の議員と市民団体でつくる「戦争させない! 高槻・島本実行委員会」のよびかけで4日、戦争法案反対市民行進が高槻市で行われました。雨をついて500人が参加。それぞれの思いを込めたプラカードや鳴り物を持ちより、市民に「戦争法案 いますぐ廃案」「平和憲法 世界の理想」とアピールしました。

 市役所前で開かれた出発前集会には日本共産党の宮本岳志、民主党の辻元清美両衆院議員が参加。

 宮本氏は「安倍政権は追い込まれてきました。徹底審議と国民の圧倒的な声で追い詰め抜いて、違憲立法の戦争法案の廃案を必ず勝ち取りましょう」と訴え。

 辻元氏は国会報告し「高槻・島本から全国に憲法9条守れの声を発信していこう」とよびかけました。

 同地域の超党派の市民集会とデモは、秘密保護法以来3回目。今回は日本共産党、社民党、新社会党(茨木市)、緑の党、市民派の各議員と憲法関係団体が広く参加しました。

ばあばも反対

静岡・磐田

写真

(写真)戦争法案廃案を訴え行進する、野沢氏(先頭左)と寺田氏(先頭右)ら=4日、静岡県磐田市

 戦争法案をなんとしてもストップさせようと静岡県磐田市で4日、集団的自衛権と戦争法案に反対する集会・平和行進が初めて行われました。日本共産党の野沢正利元市議と社会民主党の寺田伊勢男元県議が呼びかけた、党派や諸団体の垣根を越えて法案に反対する実行委員会が主催したもの。同市での党派を超えた共同の集会は初めてです。

 参加した140人は小雨の中、「戦争法案を廃案に追い込もう」とシュプレヒコールをしてJR磐田駅前通りをアピール行進。ジャージー姿の女子中学生から手を振っての応援や、店の中から出てきて見つめる姿など市民の注目を集めました。

 集会で野沢氏は「思想信条の違いを乗り越えて憲法9条を守るため世論を盛り上げ、安倍内閣の野望を打ち砕こう」と力説しました。寺田氏は、「雨にも風にも負けず、市民に『こんな法案はダメだ』と声をかけよう。みんなの力で法案を阻止させるよう頑張ろう」と訴えました。

 日本共産党の島津幸広衆院議員、社民党の福島瑞穂参院議員から連帯のメッセージが寄せられました。

 6歳の孫を連れて参加した女性(65)は「この子たちが大きくなって戦争に巻き込まれないようにするのは、ばあばの責任。子どもの未来を暗いものにしたくない」と話していました。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって