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2015年7月2日(木)

米・キューバ国交回復

54年ぶり大使館再開へ

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 【ニューヨーク=島田峰隆】米メディアによると、米国とキューバは6月30日までに、国交を回復し、相互に大使館を再開することで合意に達しました。米高官が同日明らかにしました。7月1日に正式に発表します。1961年に米国が一方的に国交を断絶して以来、54年ぶりの回復になります。

 オバマ米大統領は1日午前、キューバについての声明を発表します。キューバでは同日、首都ハバナにある米利益代表部の代表がキューバ外務省を訪れ、大使館再開と国交回復に関してラウル・カストロ国家評議会議長に宛てたオバマ氏の書簡を手渡す予定です。

 米国務省は、大使館再開の15日前に議会に通告する必要があるため、実際の再開は7月半ば以降になる見込みです。ケリー国務長官は、大使館再開の記念式典に出席するため7月後半にもハバナを訪問する可能性があると報じられます。

 国交を回復しても、キューバ革命政権の打倒を狙って米国が1962年に始めた経済封鎖は続きます。米政府はキューバにあるグアンタナモ米軍基地の返還には応じない姿勢で、国交正常化までには課題が残ります。

 国連憲章や国際法を無視したキューバ敵視政策が世界で孤立するなか、米政府は昨年12月、国交正常化交渉の開始を発表。これまで4回交渉し、今年4月には首脳会談を実現。5月にはキューバが求めていたテロ支援国家指定を解除しました。


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