2015年7月1日(水)
戦争法案 今国会成立させない
法律家6団体が集会
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安倍政権が夏までの成立を目指し国会で審議中の戦争法案に反対する集会が29日夜、国会内で開かれました。主催は、社会文化法律センター、青年法律家協会弁護士学者合同部会、日本国際法律家協会、日本反核法律家協会、自由法曹団、日本民主法律家協会でつくる改憲問題対策法律家6団体連絡会。
社会文化法律センター共同代表の宮里邦雄弁護士は、「議会内では法案推進勢力が多数だが、国民世論は反対が賛成を凌駕(りょうが)している。国民世論を高め、力の論理で安保法制を進める勢力に対抗したい」と語りました。
日本民主法律家協会の清水雅彦氏(日本体育大学教授・憲法学)は法案を合憲とする学者について、「菅官房長官は『数ではない』というが質も問われる」と指摘しました。
日本弁護士連合会・憲法問題対策本部の山岸良太本部長代行は、「ことは安保法制だけの問題ではない。日本の民主主義、立憲主義が根底から崩される」と危機感を表明。「日弁連としても法律家6団体と連帯して頑張りたい」と述べました。
市民団体として、「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」に参加する3団体の代表があいさつ。憲法共同センターの小田川義和氏(全労連議長)は「今国会で絶対成立させないという一致点で全国に運動と世論を一回りも二回りも大きくしていくことが大切だ」と語りました。
民主党、社民党の国会議員が参加。日本共産党からは井上哲士、仁比聡平両参院議員、清水忠史衆院議員が参加し、井上議員があいさつしました。