2015年6月29日(月)
米軍ヘリ着陸帯いらない
沖縄・東村 高江座り込み8年で集会
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「やんばるの森」の自然や環境を脅かす米軍ヘリ着陸帯(パッド)の建設を許さないと、沖縄県東村高江の住民らが28日、「座り込み8周年報告集会」を同村の農民研修センターで開きました。約600人(主催者発表)が集まり、乳児を抱えた若い母親や、小学生の姿も目立ちました。
高江では、座り込みを1日も休まず続け、3月の工期まで工事を阻止することができたことや、工事車両の出入り口となる県道70号沿いの路側帯を日米共同使用から米軍専用に戻す手続きが進められようとしていることに、抗議と申し入れを行ったことが報告されました。
各団体からの発言で沖縄統一連の瀬長和男事務局長は、現地でのたたかいを支えるため、統一連からも常時2人を配置するようにしたとのべ、安倍政権が進める安保法制(=戦争法案)を批判し、辺野古と高江から基地はいらないの声を発信しようと呼びかけました。
1年前の報告会では東村議の参加はありませんでしたが、昨年9月の選挙で当選した仲嶺眞文、伊佐真次両議員が参加しました。仲嶺議員は、議会の模様を紹介し、ハワイで墜落したオスプレイの問題で議会が意見書を採択する見通しが出てきていると報告しました。
4月の村長選挙で善戦した當山全伸さんも東村島ぐるみ会議準備会としてあいさつ。「返還させ、やんばるの森を守ろう」と訴えました。
赤嶺政賢衆院議員、糸数慶子参院議員、稲嶺進名護市長がメッセージを寄せました。
報告会では、大月ひろ美さんの一人語り、東村在住のhanautaの2人と高江フラによる歌と踊りが演じられました。