2015年6月26日(金)
オリックス元会長の宮内氏
54億円の役員報酬
功労金44億円含め
総合リース業大手、オリックスの元会長・社長、宮内義彦氏(現シニア・チェアマン)の2015年3月期役員報酬が54億7000万円だったことが25日開示された同社の有価証券報告書でわかりました。1億円以上の役員報酬の開示が2010年3月期から上場企業に義務づけられて以来、最高の報酬額です。
宮内氏は総合規制改革会議議長など政府の「規制改革」関係会議の要職を歴任。財界人として労働者派遣事業の拡大を推進した中心人物です。低賃金で地位の不安定な非正規雇用を先頭に立って拡大する一方、本人は異常な高額報酬を手にしました。
宮内氏の役員報酬は前期2億1300万円でしたが、今期は通常の報酬に加えて功労金44億6900万円が支払われたことで激増しました。