2015年6月20日(土)
TPP交渉 撤退を要求
米議会の動向受け畠山氏
|
日本共産党の畠山和也議員は17日の衆院農林水産委員会で、米議会下院が環太平洋連携協定(TPP)交渉妥結の前提となる大統領貿易促進権限(TPA)関連法案の再採決の実施期限を7月30日まで先送りした問題について質問しました。
米国議会の動きを受けて、6月中のTPP閣僚会合開催は困難とされています。このままでは、仮に8月末に交渉が妥結しても米国議会に提出されるのは11月末という日程も考えられ、交渉が漂流する可能性もあります。
畠山氏は米国議会の状況は「TPPへの警戒感の表れだ」と指摘し、「このような状況にあってもTPP交渉にしがみつくのか」と述べ撤退を求めました。
林芳正農水相は「米国議会の動向を注視していく」と答えるにとどまりました。