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2015年6月20日(土)

きょうの潮流

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 近頃の新入社員には「6月病」が増えているらしい。研修期間を長くとる会社が多くなったり、職場に溶け込むのに時間がかかったり…。要因はさまざまですが、気持ちが沈む、体がだるいといった症状がつづけば要注意とか▼梅雨時の天候も倦怠(けんたい)感をもたらす一因に。新入社員だけでなく、環境の変化に見舞われた中堅やベテランも。もっとも時期とは関係なく、急な配置転換や厳しいノルマを課されるなど、労働条件の悪化が同じ症状を生むこともあるといいます▼労働者派遣法改悪案が自民や公明の多数によって衆院で可決されました。働く人を代えれば企業が派遣労働者を使いつづけることができる。「一生派遣」の労働者を増やし、不安定な雇用をいっそう推し進め、働く者の権利を掘り崩す。これでは、ますます働きにくい社会になっていくだけです▼安倍政権はさらに「残業代ゼロ法案」を通そうと狙っています。長時間労働、過労死、低賃金。人間の心身をむしばんでいく世界でも異常な労働環境を、さらに悪くさせようというのか▼最近、共産党に入ったという青年労働者から話を聞く機会がありました。朝早くから夜遅くまで働いているのに正社員にもなれない。会社の社会保障もずさんで年金も払えない。このままでは生活も将来も不安で、なんとかしたいと▼働き方は、その人の生き方につながります。だれもが働きがいのある職場や社会をつくっていくためにも、安定して夢や希望をもてる労働環境こそが必要なはずです。


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