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2015年6月19日(金)

有害物処理 厳正対応を

市田氏が政府の姿勢ただす

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(写真)質問する市田忠義議員=16日、参院環境委

 日本共産党の市田忠義議員は16日の参院環境委員会で、大手製造業者の違法な有害物処理について政府の姿勢をただしました。

 市田氏は、昨年10月に質問で取り上げた、新日鉄住金広畑製鉄所構内での違法なアスベスト処理について、環境省が廃棄物処理法上、不適正な保管があったことを認め、厳重に注意する旨の調査結果を出したことを評価しながらも、「厳重な注意だけで済ませていいのか」と質問。望月義夫環境相は「自社敷地内であっても、適切な処理をしなければならない。厳重な注意をする」と答えました。

 さらに市田氏は、山口県岩国市にある日本製紙工場が、塩素や苛性ソーダを生産していた水銀電解法を廃止した際、電解施設や大量の水銀含有汚泥を工場敷地内11カ所に埋め立てていた問題を取り上げました。

 市田氏は、水銀電解法で操業していた全国の化学工業事業所での電解施設や水銀含有汚泥の処理は、「やがて土壌汚染対策法上の問題が起こることは明らかで、水銀汚染対策が必要ではないか」と主張。望月氏は、「しっかり適正になるよう法律をよく考えていきたい」と前向きな姿勢を示しました。


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