2015年6月17日(水)
沖縄 土砂搬入規制めざす
県議会5会派 条例案審議へ特別委
「辺野古への外来生物侵入を防止」
沖縄県議会は16日、県外からの土砂搬入を規制する「公有水面埋立事業における埋立用材に係る外来生物の侵入防止に関する条例案」を審議する特別委員会を設置しました。委員長に仲宗根悟議員(社民・護憲ネット)、副委員長に奥平一夫議員(県民ネット)が選出されました。
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特別委設置に先立ち、県議会与党5会派23議員は本会議で条例案を提出。質疑では、日本共産党の渡久地修県議らが「(名護市辺野古の米軍新基地建設のための)埋め立ては、沖縄では過去に前例のない大規模な事業で、8割が県外からだ。外来生物の侵入を防止し、生物多様性豊かな環境の保全対策を講じる必要がある」と、条例制定の意義を述べました。
条例案は、公有水面の埋め立て事業に使用される土砂などに特定外来生物が付着・混入しているおそれがある場合、県の立ち入り調査や、知事が搬入の中止勧告を行うことなどを盛り込んでいます。
会期は26日と7月7日の2日間で、参考人招致と提案者への質疑が行われる予定です。