2015年6月14日(日)
戦争法案は憲法違反
日テレ系番組で穀田氏が指摘
日本共産党の穀田恵二国対委員長は13日の日本テレビ系「ウェークアップ! ぷらす」に出演し、戦争法案について各党議員らと討論しました。
法案が合憲か違憲かの見解を問われ、自民・小野寺五典元防衛相は「合憲」、民主党の前原誠司衆院議員が「合憲・違憲の議論はこれから煮詰めないといけない」とのべるなか、穀田氏は「憲法違反だ。集団的自衛権(の行使容認)は政府が『できない』といってきたことを百八十度変えるものだ。いつでもどこでもどんな戦争でも米国についていく法制で反対だ」と明確に語りました。
政府が“憲法上の根拠”に持ち出している1972年の政府見解と59年の砂川事件最高裁判決が話題になり、穀田氏は「砂川事件は駐留米軍が、憲法違反かどうかが問われたもので、集団的自衛権(が論点)ではない」と指摘。国会で横畠裕介内閣法制局長官も「集団的自衛権について触れていない」(10日)と認めていることに言及しました。
これに対し小野寺氏は「政治家は国民の生命財産を守る責務がある。国会のなかの議論で話を進めてほしい」などと開き直りました。
自衛隊の海外派兵をめぐって穀田氏は「ISAF(国際治安支援部隊)のような行動に参加できるようになれば、(自衛隊が)殺し、殺されることになる」と批判しました。
小野寺氏は「火事を消さないとわが家が燃える。消火活動しているときに、水や食料を供給する役割が基本の話だ」などと正当化。穀田氏は「消火活動と実際に戦闘を行う話とごまかしたらダメだ」と厳しく批判しました。