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2015年6月13日(土)

外来生物から辺野古守る

埋め立て用材規制の条例案

沖縄県議会与党、提出へ

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(写真)記者会見で条例案について説明する渡久地県議(手前右から2人目)ら与党5会派の議員=12日、沖縄県議会棟

 日本共産党を含む沖縄県議会与党5会派は12日記者会見し、公有水面の埋め立て事業で、県外からの特定外来生物の侵入を防止する目的で、付着または混入している埋め立て用材を県内に搬入してはならないとする条例案を、16日開会の県議会に提出することを明らかにしました。

 記者会見で5会派は、条例案提出の経緯について説明。日本共産党の渡久地修県議は「辺野古の海は厳格に保全しなければならない生物多様性に優れた美しい自然。大量の土砂投入によって破壊されてはならない。環境保全は私たち議会の責務だ」と述べ、条例制定の意義を強調しました。中立、野党会派や無所属議員にも協力を求めていく考えです。

 条例案は、埋め立て用材搬入予定日の90日前までに、用材の種類・用途および数量、採取区域と面積、搬入時期と経路・方法、特定外来生物の付着または混入の有無、防除対策などの知事への届け出を事業者に義務付けています。

 特定外来生物の付着や混入の恐れがある用材と認められるときは、県は立ち入り調査を行うことができます。事業者が届け出を行わなかった場合や立ち入り調査に応じなかった場合は、知事は搬入中止の勧告や事実の公表をすることができるとしています。

 施行期日は11月1日となっています。


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