2015年6月7日(日)
沖縄新基地反対
米に気持ち伝わつた
翁長知事「新たな一歩」
沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設反対を訴えるため訪米していた翁長雄志(おなが・たけし)知事と首長や県議、経済人らの訪米団が帰国し、5日夜、沖縄に到着しました。那覇空港で約100人の県民らに拍手や指笛で出迎えられた翁長知事は「必ずワシントンにこの気持ちが伝わったと固く信じている」と語りました。
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翁長知事は「こんなに密度の濃い要請行動は初めて」と訪米を振り返り、「国と国との関係であり、そう簡単に中堅どころが『わかりました』というわけにいかず、結論的にはいい形にはなりませんけど、これだけ話をさせてもらったのはたいへん大きな結果だ。これからが新たな第一歩。県民の強い意志と世論に訴えることで、必ず気持ちが伝わる」と強調しました。
翁長知事に同行した稲嶺進名護市長は記者団に対し「米国も当事者として向き合うべきだと伝え、辺野古(新基地)は造らせないという強い意志を持って臨んだ。相手方もしっかりと受け止めてくれたのではないか」と述べました。
その上で稲嶺市長は「これからは市長権限、知事権限を市民・県民のために行使していく。オール沖縄、オールジャパンで力を合わせ、必ず止めることができるという思いで臨みたい」と決意を語りました。