2015年6月7日(日)
戦争法案と一体
在日米軍・自衛隊 異常な基地強化
戦争法案と並行して在日米軍と自衛隊の異常な強化が進んでいます。安倍政権の「戦争する国」づくりが、法制・実体の両面で加速していることを示しています。
米軍基地では、沖縄県名護市辺野古の新基地建設にとどまらず、岩国(山口県)や横田(東京都)、横須賀(神奈川県)など、著しい強化が日本全土で進行しています。京都では、民有地を提供して近畿で唯一の基地が新設されました。
この背景には、2006年5月の在日米軍再編計画に基づく基地増強や日米の司令部一体化、さらにオバマ政権が進めるアジア太平洋地域への戦略的リバランス(再配置)があります。加えて、13年12月の新防衛大綱・中期防衛力整備計画に基づく自衛隊基地・部隊の増強があります。
来年3月に期限が切れる米軍「思いやり予算」特別協定の延長に向けた協議も日米で合意されています。
“戦争法案で米軍に日本の若者の血をささげ、基地強化で国民の土地も税金も差し出す”。安倍政権は究極の対米従属政権となっています。戦争法案反対とともに、基地強化の動きに抗議の声を上げていくことが求められています。