2015年6月5日(金)

オスプレイ横田飛来

東京　訓練拠点化進む

（写真）東富士演習場へ向けて離陸するＭＶ22オスプレイ＝４日、東京・横田基地（羽村平和委員会提供）

　在日米軍横田基地（福生市など東京都多摩地域の５市１町）に４日、普天間基地（沖縄県）配備の米海兵隊の垂直離着陸機ＭＶ２２オスプレイが飛来しました。

　横田基地にオスプレイが飛来したのは、５月１１日の米国による空軍特殊作戦・長距離侵攻用のＣＶ２２オスプレイの配備計画の正式通報、同１８日のハワイでのＭＶ２２墜落事故以降初めてです。周辺自治体には当日朝になって、防衛省北関東防衛局から情報提供がありました。

　同基地の監視活動をつづけている羽村平和委員会によると、午前１０時にオスプレイ、午後５時１０分に２機の合計３機が飛来しました。オスプレイは、陸上自衛隊東富士演習場（静岡県）で３日から６日にかけて２機が離着陸訓練を予定（３日は天候不良で中止）。４日は午後６時半ごろ１機が横田基地を離陸し夜間訓練を実施しました。

　横田基地では昨年７月１９日の初飛来以降、８、９、１０月、今年５月と頻繁にオスプレイが飛来。東富士、北富士演習場（山梨県）で離着陸訓練を実施するなど、横田基地の訓練拠点化が進められています。