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2015年6月4日(木)

盗聴拡大 冤罪防止できるか

清水議員に法相答弁できず

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(写真)質問する清水忠史議員=2日、衆院法務委

 日本共産党の清水忠史議員は2日の衆院法務委員会で「刑事訴訟法などの一部改定案」について質問し、冤罪(えんざい)防止が出発点の同法案でなぜ盗聴拡大かと追及しました。

 清水氏は、足利事件や志布志事件、氷見事件などの冤罪事件をあげ、法案の契機が冤罪の防止だったと強調。その上で「このような冤罪事件は、通信傍受(盗聴)の拡大で防止できると説明できるのか」とただしました。上川陽子法相は「効果があるのか、ないのか、一対一で答える能力が私にはない」と述べ、答弁できませんでした。

 清水氏は「法案の提出者は、法相のあなただ。国民の信頼を取り戻す捜査の適正化が、なぜ盗聴なのか」と批判しました。

 清水氏は、山谷えり子国家公安委員長が民主党時代の2000年から3国会にわたって盗聴法廃止法案の賛成者に名を連ねていた点を指摘。現在の考えを聞く清水氏に、山谷氏はしぶしぶ「過去は残念なことでございました」と答えました。

 清水氏は「法案は国民から要請された冤罪防止、被疑者の人権擁護の目的から大きく逸脱し、新たな冤罪を生む『司法取引』などが一括され、重大問題だ。どの問題も徹底して追及し、審議していく」と述べました。


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