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2015年6月3日(水)

環状2号線 家屋補償は誠実に

本村氏、名古屋の被害告発

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(写真)質問する本村伸子議員=5月29日、衆院国土交通委員会

 日本共産党の本村伸子議員は5月29日、衆院国土交通委員会で、名古屋市東南部(天白区、緑区)の名古屋環状2号線、国道302号の工事と同関連工事によって生じた家屋等への被害について質問し、被害調査・評価をやり直して周辺住民に誠実に対応することをもとめました。

 同工事は、NEXCO中日本(中日本高速道路)が350件、国土交通省愛知国道事務所が30件の損失補償を行っています。しかし、調査が不十分な部分があり、補償範囲からはずされた住民から、事業者の不誠実な対応に怒りの声があがっています。

 本村氏は、河村たかし名古屋市長から、NEXCO中日本に対して、住民に対する丁寧な対応を求める要請文書が3回にわたって出されていることを指摘しました。

 また、工事期間中、屋内車庫3カ所に亀裂が入り、家屋の周り4カ所に最大で直径40センチメートルもの穴が開いた被害を受けながら、工事に関係がない「経年変化」とされた事例を紹介。工事との因果関係がないという評価はおかしいとただしました。

 太田昭宏国交相は、「住民の方々の理解が得られる丁寧な説明を行うよう指導してまいりたい」と答えました。


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