2015年6月2日(火)
夜間中学の増設要求
梅村氏 国勢調査でニーズ把握を
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日本共産党の梅村さえこ議員は5月26日の衆院総務委員会で、夜間中学の増設とニーズ把握に欠かせない国勢調査の改善を求めました。
梅村氏は、文部科学省が5月に公表した実態調査では、夜間中学は大きなニーズがあることが確認されたと指摘。埼玉・川口市の自主夜間中学の実態を示し、「夜間中学を卒業し、そのうち40%が高校に進学、35%が就職する。未来をひらく大きな役割を果たしている」と述べ、少なくとも47都道府県に各一つは夜間中学の設置をとする文部科学省の方針の「一日も早い実現が求められている」と主張しました。
梅村氏は、国勢調査の教育修了状況を把握する項目が、小学・中学が一体となっているとして「区別した実態把握を」と要望。また夜間の公立中学校をひろげていく課題で質問しました。
高市早苗総務相は、国勢調査の問題について「文部科学省からの要望も踏まえて注視していく」と答弁。「(夜間中学を)増設していく努力をすべきと考える。地方公共団体から要望や相談があれば、しっかりと応じさせていただきたい」とのべました。