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2015年6月1日(月)

療養所を人権学習の場に

岡山・長島愛生園 大平衆院議員が訪問し懇談

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(写真)愛生園で中尾会長(左手前)ら入所者自治会の人たちと懇談する大平議員(右手前)=5月30日、岡山県瀬戸内市長島

 日本共産党の大平喜信衆院議員は5月30日、岡山県瀬戸内市の国立療養所長島愛生園を訪ねました。石井ひとみ岡山県委員長や島津幸枝同県瀬戸内市議、武田英夫国会議員団中国ブロック事務所長が同行しました。療養所にはハンセン病の元患者ら224人が暮らしており、大平氏は園長や入所者自治会、療養所の党支部と懇談しました。

 藤田邦雄園長は園の歴史を紹介し、「現在は医師と看護師の不足に最も頭を痛めている」と説明しました。

 自治会との懇談で大平氏は「1週間前にみなさんに国会の控室に来ていただき、国への要望書をいただきました。お見舞いも申し上げたいし、療養所の現状を見て勉強したいと思ってきました」とあいさつしました。

 中尾伸治自治会長は療養所の施設整備や看護師、介護員などの職員増員などを要望し、「入所者の平均年齢は84歳を超えました。一日も早く実現してほしい」と強調。「療養所を人権学習の場として残したい。世界遺産の登録をめざす運動も始まったばかり」とのべ、支援を要請しました。

 懇談後に納骨堂で献花し、歴史館で入所者がたたかって権利を獲得してきたことなどの説明を受けました。


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