2015年6月1日(月)
辺野古の海の美しさに歓声
基地工事は残酷 翁長さん負けないで
青年が海上体験ツアー 沖縄
日本民主青年同盟沖縄県委員会は31日、名護市辺野古の米軍新基地建設が強行されようとしている辺野古・大浦湾の海を実際に見ようと、海上体験ツアーを行いました。
沖縄防衛局は、台風6号の影響で撤去していたスパット台船を28日に再設置。6月1日にも海底ボーリング(掘削)調査の再開を狙っています。
青年たちは抗議船「平和丸」に乗り、日本共産党の仲里克次名護市議の案内で予定地を見て回りました。海上では沖縄防衛局が2基のスパット台船の周辺にオイルフェンスを移動させる作業をしているのが確認されました。
立ち入り制限区域を示すフロート(浮具)周辺では海上保安庁の警備船20隻以上が接近し、終始、退去を求めるなど、過剰な警備を取り続けました。
コバルトブルーの海に生息するアオサンゴ群に青年たちは「すごーい!」「きれーい!」と歓声を上げました。
初めて参加した女性(22)=沖縄市=は「海の美しさに感動した。サンゴ礁はとても神秘的だった」といいます。一方、「フロートで海を仕切り、トンブロックでサンゴ礁を破壊する政府は何て残酷なことをするのだろう」と悔しさをにじませ、「訪米している翁長知事は、絶対に負けないで県民の思いを米国政府に突き付けてほしい」と話していました。