2015年6月1日(月)
戦争法案阻止 全国で
埼玉 1万人集う
戦争法案が審議入りして初の日曜日の31日、反対を訴える多彩な取り組みが全国各地で行われました。さいたま市北浦和公園の「集団的自衛権行使容認の閣議決定撤回を求めるオール埼玉総行動」には1万400人を超える市民(実行委員会発表)が集まり、集会やデモ行進を行いました。
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同行動は、「憲法9条壊すな、戦争させない」の一致点で、弁護士や生協、労働組合、平和、教育、女性、青年の各団体など幅広い立場の人たちが参加。SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で知ったという人や飛び入り参加の人も相次ぎました。実行委員会によると、同会場での1万人規模の集会は初めてです。
まぶしい日差しのなか、参加者は真剣な表情で発言に耳を傾けました。小出重義実行委員長は「安倍内閣による憲法破壊を打ち破るのは国民による総行動しかありません」と呼びかけ、後援した埼玉弁護士会の石河秀夫会長は「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起きないようにすることを改めて決意したい」と訴えました。
ゲストの元自衛隊員の泥憲和さんは「安倍首相のゴールは憲法改正と国防軍創設。ペテンにだまされず、集団的自衛権反対の声をあげよう」と呼びかけました。体調不良で欠席したジャーナリストの鳥越俊太郎さんがメッセージを寄せました。
リレートークでは高校生も発言。自由の森学園高校3年生は、学校で集団的自衛権反対の署名を集めたと述べ、「友達と議論して自分たちの未来を考えていきたい」と語りました。
日本共産党の塩川鉄也衆院議員、民主党、社民党の代表があいさつしました。