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2015年5月30日(土)

自由な政治発言の場を

18歳選挙権 早田参考人が主張

斉藤議員が質問

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(写真)質問に答える早田由布子参考人(弁護士・明日の自由を守る若手弁護士の会事務局長)=29日、衆院倫理選挙特別委

 衆院政治倫理・選挙特別委員会は29日、選挙権年齢を18歳以上に引き下げる公職選挙法改定案について、参考人質疑を行いました。

 「明日の自由を守る若手弁護士の会」の早田由布子事務局長は意見陳述で、秘密保護法反対の活動に取り組みながら選挙で投票できなかった大学生の話を紹介し、「自ら考え意見表明してきた方々が、民主主義の過程に関わることができる。素晴らしいことです」と述べ、18歳選挙権に賛成を表明しました。

 早田氏はまた、政治への関心を広げるためには学校教育が重要であるが、学校現場では政治を語ることへの萎縮が進んでいると指摘。「政治による教育現場への介入は、民主主義の根幹を揺るがす」「教育内容について、教員の裁量が保障されていなければ、政治を自由に語り考える風土は生まれない」と述べました。

 早田氏は「政治に関わることが特別視される空気をなくすことが重要」と強調。インターネット選挙の解禁で、多くの人が自由に意見を述べたことをあげ、ネット以外でも自由に発言できる制度にすべきだと主張しました。また「衆院小選挙区による死票の多さは、『投票しても無駄』とあきらめを生むのではないか」と述べ、選挙制度を見直すべきだとの考えを示しました。

 日本共産党から斉藤和子議員が質問に立ちました。


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