2015年5月27日(水)
辺野古新基地 埋め立て承認取り消しも
翁長知事 「三者委提言でれば」
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沖縄県の翁長雄志知事は26日、記者団に対し、名護市辺野古への米軍新基地建設をめぐり、前知事による埋め立て承認の瑕疵(かし)の有無を検証している第三者委員会から承認取り消しを提言された場合について、「それは取り消しにつながるだろう」と明言しました。
また、菅義偉官房長官が同日の記者会見で、知事が埋め立て承認を取り消した場合でも工事を中止しない方針を示したことについて翁長知事は「ちょっと理解ができない。県知事の権限という意味で、沖縄県の安全、環境などを守るために、いろいろな形で県民のためにやることができる。それをすべて押しのけて、沖縄の民意を一顧だにしないで、立ち止まることもせずに作業を続けるというのは合点がいかない。しっかりと対応していきたい」と語りました。
その上で翁長知事は「しかるべき時期に一つ一つ、知事権限を行使していきたい」と述べました。