2015年5月26日(火)
オスプレイ 自治体との約束違反
宮本徹議員 「横田配備許されない」
衆院委
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日本共産党の宮本徹議員は25日、衆院の決算行政監視委員会で、垂直離着陸機CV22オスプレイの危険性について政府の認識をただし、米軍横田基地(東京都福生市など)への配備強行は許されないと迫りました。
宮本氏は、自衛隊の航空総隊司令部が横田基地に移転(2012年)される際、福生市と防衛省との間で「これ以上の基地機能の強化はしない」との「約束」があったことを示し、「市長との約束を破るのは信義則にもとるものだ」と追及しました。
中谷元・防衛大臣は「(約束があったとの)報告は受けている」と認めながらも、「地元に対して説明し、理解を求めていく」としか答弁できませんでした。
米ハワイでのオスプレイ墜落事故(18日)を受け、福生市はじめ田基地周辺の住民の不安が高まっています。墜落機と同じ型のオスプレイがすでに配備されているのは普天間基地(沖縄県宜野湾市)。宮本氏が「除去すべき普天間の危険性とは何か」とただしたのに対し、中谷大臣は「市街地のまん中にある」と答弁。宮本氏は、「普天間の『危険性の除去』というなら、同じく住宅密集地にある横田基地の危険性も除去すべきだ」と迫り、「大臣が心を寄せるべきは米国ではなく、基地負担に苦しむ住民だ」と主張しました。
中谷大臣は、「住民に必要性を説明していく」と繰り返しました。