2015年5月22日(金)
陸自が初の水陸両用車訓練 静岡・沼津の米軍今沢基地
平和委が監視
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静岡県沼津市の米軍今沢基地で21日、陸上自衛隊が日本で初めて水陸両用車AAV7の揚陸訓練をしました。昨年9月には米海兵隊が揚陸訓練を行い、自衛隊がレクチャーを受けています。
沼津市から、午前8時〜午後3時に行うと演習通報が出されており、県平和委員会、沼津市平和委員会が監視行動。日本平和大会(10月31日、11月1日)の準備に来ていた日本平和委員会の千坂純事務局長も視察しました。
この日は2両のAAV7が午前8時から訓練。「ブロロロー」とトラック程度の音を出し、ときおり黒煙を上げて1両ずつ海岸から沖へ出て行きました。1両は何度も繰り返し沖へ出て航行距離を伸ばし揚陸訓練をしました。訓練は午前中に終わりました。
千坂氏は、「東富士・北富士の両自衛隊演習場で訓練するオスプレイとも連携する。そういう問題として見ていかないと。今後は米海兵隊との連携もますます強化される。戦争法案を成立させ海外で戦争をすることを想定した訓練の危険性に警鐘を鳴らしていきたい」と語りました。
渡辺正寿・県平和委員会事務局長は、「27日にはエアクッション型揚陸艇(LCAC)との共同訓練が予定されている。今日はそのための事前訓練だと思います。共同訓練もしっかり監視していきたい」と話しています。