2015年5月22日(金)
戦争法案 阻止へ全力 国会前行動スタート
26日審議入り
“ポツダム宣言も憲法も知らない安倍総理は落第”
米国が世界で引き起こすあらゆる戦争に自衛隊が参戦・軍事支援する戦争法案が、26日の衆院本会議で審議入りすることになりました。与党側が特別委員会でも早期の審議入りを狙うなか、「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」が21日、国会前で戦争法案反対の声をあげました。日本共産党の志位和夫委員長は同日、記者会見し、「徹底審議を通じて必ず廃案に追い込みたい」と表明しました。
|
「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」が初めて行った戦争法案に反対する国会前集会は、参加者から「共同を広げ廃案に追い込もう」の声が相次ぎました。
日本弁護士連合会の山岸良太・憲法問題対策本部長代行は「阻止へ全力を尽くす」と語りました。「立憲デモクラシーの会」の千葉眞・国際基督教大学特任教授は「安倍首相はポツダム宣言も憲法も分かっていない。アメリカに自衛隊員の命を差し出すなど許されない」と批判しました。
同実行委員会の3団体の代表が発言。「憲法共同センター」の小田川義和全労連議長は「みなさんとたたかいぬく」と表明。日本共産党の池内さおり衆院議員があいさつしました。
19歳の男性は、「ポツダム宣言知らない安倍総理落第」という手書きのプラカードをもって参加しました。「戦争法案が成立すれば、奨学金が返済できないような若者から戦争に行かされることになります。絶対に反対です」
東京土建一般労働組合の宮田清志副委員長は、「先の戦争では、軍事施設をつくらされた建設労働者が命を落としました。いま国民が怒っていることを行動で示すことが大事です」と語りました。