2015年5月21日(木)
党首討論 党本部に反響続々
考え抜かれた論理 ■ 戦争法案提案者の正体暴いた
日本共産党の志位和夫委員長と安倍晋三首相との党首討論(20日)への反響が党本部に相次ぎました。
「共産党(の議席)が大きくなって良かったと改めて思いました」という滋賀県の男性は電話で、「安倍政権は70年前の戦争を全然反省していないことがよく分かった。日本を『殺し殺される国』にしてはならない」と述べました。
神奈川県の男性は、「日本の戦争の善悪の判断もわからず、アメリカの戦争の善悪の判断ができるのか」との志位氏の追及に共感し、「すごいいい質問だったと思います。今後の国会でもしっかり追及していただきたいと思います」と期待を寄せました。
東京都江戸川区在住の男性(65)はメールで、「きわめて端的で説得力がありました。(質問時間が)短時間だからこそ、考え抜かれた論理だったと思います」と今後の国会論戦に期待しつつ、「国会内外での戦争法案成立阻止の国民的大闘争が求められています」と強調しています。
同様に「考え抜かれた質問に感服しました」という男性は、「この短い時間に、歴史認識の核心部分と『戦争法案』提案者の正体を見事に暴き出してくれました」と感動を伝えるメールを寄せました。
ネット上で話題1位
過去の日本の戦争の善悪の判断を安倍晋三首相にただした日本共産党の志位和夫委員長の党首討論(20日)は、インターネット上でも大きな話題となりました。
とくに、間違った戦争の認識を問う際に志位委員長がふれた「ポツダム宣言」に反響。短文投稿サイトのツイッターでは、特定の語句を含む投稿(ツイート)数の上位入りを示す「トレンド」に「ポツダム宣言」が1位になって登場しました。党首討論の模様を伝える動画も数多く投稿されました。
ツイートの内容を整理して紹介する「まとめサイト」にも、「安倍首相が『ポツダム宣言はちゃんと読んでない』と国会の党首討論で告白してしまった模様」というタイトルが付きました。
ツイッターユーザーからは、「嘘(うそ)だろ…日本の総理ポツダム宣言知らないのかよ」と安倍首相の不勉強に対する驚きの声。「ポツダム宣言」も読まずに「戦後レジームからの脱却」などと語ってきた安倍氏に「無責任極まりない」との怒りの声も上がりました。
理詰めの追及に「志位さん、素晴らしい!!。共産党の党員じゃないけど、これは感心しました」との反響もありました。