2015年5月15日(金)
米国の侵略に参戦の恐れ
小池副委員長がBSフジ番組で
「戦争立法」を批判
日本共産党の小池晃副委員長は13日放送のBSフジ番組「プライムニュース」に出演し、「戦争立法」をめぐる日本共産党の立場について語りました。
小池氏は「戦争立法」の重大問題として、(1)自衛隊が「戦闘地域」で軍事支援を行う(2)PKO法改定で武器を使った海外での治安維持活動に参加する(3)日本が攻撃されていないもとで集団的自衛権を発動して戦争に参加する―という3点を指摘。政府・与党が集団的自衛権の行使は「限定的」として持ち出す武力行使の「新3要件」について、秘密保護法で国民には情報を隠したまま、政府の判断しだいで米国主導の侵略戦争に自衛隊が参加する危険があると批判しました。
「安倍首相が言う国際情勢の変化や中国の台頭について、共産党はどう思っているのか」との司会者の質問に小池氏は、「(外交交渉に)徹底して力を入れるべき」で、「“切れ目なく”武力行使できる状況をつくるということは国際情勢やアジアの安全保障にとって有害だ」と述べました。
自衛隊の海外派兵を恒久法として位置付けることについて、小池氏は「(法案では)『現に戦闘行為が行われている現場では実施しない』としているが、米軍の戦闘員を救助・捜索することは『戦闘現場』でも行う。(米国の要請に応じて)最も危険な作戦にも自衛隊が出ていくことになる」と強調。「『戦争立法』を阻止するという一点で(各党に)協力を呼びかけたい」と力を込めました。