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2015年5月13日(水)

生徒も教員も疲労

田村智子議員、部活動の実態を

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(写真)質問する田村智子議員=12日、参院文科委

 日本共産党の田村智子議員は12日の参院文教科学委員会で、中学・高校の運動系部活動で生徒も教員も心身の疲労が蓄積している実態をとりあげました。

 田村氏は、部活動の指導が教員の多忙化や長時間勤務の要因となっているが、「教員の熱意」に任され、問題が棚上げされてきたと指摘。文科省の久保公人スポーツ・青少年局長は「わが国の教員は諸外国にくらべ課外活動の指導時間が長いという結論も出ており、負担に感じている教員がいることも承知している」と認めました。

 田村氏は、文科省の調査(1997年)では週7日部活動指導があると回答した教員は中学で1割近く、高校で1割超にのぼっていること、また、生徒の悩みで中学生の28・9%、高校生の30・5%が「疲れがたまる」と回答したことを紹介。心身の疲労やスポーツによる外傷や身体障害、卒業後の“燃え尽き”などへの対策が必要だと主張しました。

 田村氏は、長野県の教育委員会が休養日を設定するよう求め、実態調査をしていることなどを示し、国としても実態調査や関係者や専門家との協議検討をするよう求めました。


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