2015年5月9日(土)
マイナンバー慎重審議を
問題点ふれない与党質問
「ネット」が集会
マイナンバー(共通番号)の拡大法案が審議されるなか、同法に反対する「共通番号いらないネット」のメンバーや市民が8日、東京都内で集会を開き、40人が参加しました。
集会では、同日の衆院内閣委員会の審議内容が紹介されました。「やぶれっ! 住基ネット市民行動」の井上和彦さんは、自民党の平井たくや議員の発言を紹介。「平井氏は、制度のメリットだけ取り上げ、問題点にふれない“いいとこ取り”だ。自己情報をコントロールできるというが、警察の利用は知らされないことなど触れていない」と批判しました。
「共通番号いらないネット」の宮崎俊郎氏が「今日の審議では、預貯金口座の問題が触れられておらず、この審議スケジュールでは、不十分な議論のまま、衆院通過しかねない」とのべるなど、慎重審議を求める声が相次ぎました。集会では、税の分野から石村耕治・白鴎大教授と医療の分野から神奈川県保険医協会の知念哲さんが、制度の問題点を報告しました。
日本共産党の池内さおり衆院議員(内閣委員)が「みなさんと心一つに反対の世論を広げたい」とあいさつしました。