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2015年5月9日(土)

“ナチ犯罪”二度と許さぬ

ドイツで催し 戦後70年 決意新た

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(写真)ホロコースト・メモリアルの式典で証言する強制収容所の生存者=7日、ベルリン(片岡正明撮影)

 【ベルリン=片岡正明】第2次世界大戦でナチス・ドイツが降伏してから8日で戦後70年を迎えたドイツでは、連邦議会で、ガウク大統領とメルケル首相が出席し、大戦終結とナチスからの解放を記念する上下院合同の式典が開かれました。

 首都ベルリンでは、終戦・解放70周年を記念するさまざまな催しが行われており、ナチスによるホロコースト(ユダヤ人虐殺)などのような犯罪を二度と起こさせない決意を新たにしています。

 7日、中心部のブランデンブルク門近くのホロコースト・メモリアルでは、ホロコーストの生存者2人が証言。インゲブルク・ガイスラーさん(83)は、テレジン強制収容所(現チェコ)で飢えと恐怖、病気に苦しみながら、生き延びた体験を語り、「(ドイツで生きる)私たちは市民的勇気を持ち、人種差別、極右、反ユダヤ主義とたたかう義務がある」と訴えました。

 メルケル首相は、戦後70年のビデオメッセージで、「違う考えを持つ人や少数者、ユダヤ人に対し、ナチのような迫害を二度と繰り返さない決意を示す重要な日だ」と強調。70年を区切りとして過去の克服を終わらせようとする試みがあることには、「決して終止符ではなく、若い人の学びの継続が必要だ」と警告しました。


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