2015年5月5日(火)
“いいね平和”高校生躍動
フェスタに1万人
名古屋
学費が払えなくて行きたい学校にいけない仲間を助ける社会をめざす愛知県内の高校生らが4日、「新入生歓迎フェスティバル」を名古屋市の南山大学で開催しました。主催は愛知県高校生フェスティバル実行委。全国から1万人超(主催者発表)の生徒たちが集まりました。
学費の公私間格差の解消と大震災の被災地支援をかかげる「希望プロジェクト」として1000人の群舞を披露。今年は戦後70年もテーマに掲げました。雨の中、泥だらけになりながら「戦争はしたくないけれど思うだけじゃ変わらない。だから今、自分から動こう」と笑顔で思いを体で表現しました。
全国高校生サミットも同時開催し、学費や戦争の問題を語り合いました。広島の生徒は「私たちが被爆者の話を直接聞いて、未来に伝えていこう」と訴え。岩手の高校生は「今年は震災から4年、戦後70年。どちらも風化させてはいけない。そのために学ぶことが大切」とのべました。
高校生フェスティバル実行委員長は「学ぶことで物事の本質が分かるようになり、平和・学費の問題など、自分の考えを持てるようになる。私は将来、教員になって子どもたちにその思いを伝えたい」と話しました。
実行委員長は、広島の「原爆の灯」と宮城県の「石巻の灯」を高校生が自転車リレーで全国へつなぐ戦後70年企画を紹介し、参加を呼びかけました。