2015年5月4日(月)
大阪市をなくすな
商店会総連盟などが宣伝
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10日に大集会
「もうだまされない。私たちは、大阪市をなくす『大阪都』構想に反対です」―。3日、まつりでにぎわう大阪市北区・中之島公園の入り口に声が響きました。
大阪市廃止・分割の住民投票(17日)へむけ、「大阪市をなくすな」と10日に市民大集会(午後1時半、扇町公園)とパレードを計画している実行委員会が宣伝しました。大阪市商店会総連盟、「民意の声」、「大阪市がなくなるで!えらいこっちゃの会」など24団体が実行委員会に参加しています。
大阪市商店会総連盟は、市内約320商店会、約1万1000人の商店会員を擁する全国有数の商店会組織です。同日の宣伝にも参加した同連盟幹部は「なんで政令市である大阪市をつぶすのか、さっぱりわからない。もともと市民の税金なのに、その多くを府がぶんどって、特別区にばらまくという。従属ですよね。維新は、商店街への補助金もバッサバッサと切った。地域のコミュニティーを支える商店街の役割がわかっていない」と怒ります。
宣伝では「反対で投票してきたよ」と声をかける人や自らビラを取りに来る人など用意したビラ1000枚がなくなりました。
「維新の政策には異論ない」という男性(34)=西区、ヘルパー事務所経営=も「住民投票は反対だ。大阪市をなくし特別区をつくる意味がわからない。メリットしか言わず、よくわからないという人を置き去りにする橋下さん(大阪市長)や維新の強引な手法も疑問だ」と語りました。