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2015年4月27日(月)

ネパール死者2000人超

地震被害 旧王宮・寺院、激しく損傷

インドなども50人以上死亡

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 【ニューデリー=安川崇】ネパールで25日午前に発生したマグニチュード(M)7・8の地震で、同国当局は26日までに少なくとも2000人の死者と5000人の負傷者を確認しました。隣接するインドでも50人以上が死亡。各国による救難活動が本格化していますが、死傷者数は今後も増えるとみられます。

 内務省などによると、ネパールの首都カトマンズだけで1000人が死亡したといいます。

 一方、首都付近以外の被害状況は部分的にしか分かっていません。震源は首都と、中部にある第2の都市ポカラとの中間付近。標高の高い山岳地に多数の村が散在しており、通信網の途絶で連絡がとれないといいます。

 同日午後1時ころにはM6・7のこれまでで最大の余震がありました。

 25日の地震でカトマンズでは、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に指定された、旧王宮やヒンズー寺院が並ぶ「ダルバール広場」が激しく損傷。

 別の観光スポットで19世紀建造の市内で最も高い塔「ビムセン・タワー」倒壊現場では、がれきの下から180人以上が遺体で見つかりました。

 エベレスト山のベースキャンプでは大規模な雪崩が発生。付近にいたインド軍の山岳部隊が18人の遺体を発見しました。ネパール観光省は、多数の外国人を含む登山客ら約1000人が地震発生時にキャンプに滞在していたとみています。26日の余震でも新たな雪崩がありました。

 インドでは北部ビハール州と同ウッタルプラデシュ州を中心に、建造物の倒壊などで52人が死亡。中国チベット自治区でも2人が死亡しました。


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